「『世界征服』は可能か?」

  • 2009/01/27(火) 19:47:19

いつも頭も体も休めっぱなしなのだが、たまにはもう少し頭をリラックスさせようとタイトルに惹かれて読み始めた。
筆者は「オタキング」として有名な人物らしい。
最初はタイトル通りに「悪の結社とは」「世界征服の定義」「バーチャル世界征服」と進んで行くのだが、途中でビジネス・コーチング本や社会学に寄り道し、ついに「世界征服とは現在の自由主義経済や情報化社会を否定する事である。即ち『良いものを安く』ではなく高いものをあえて言い値で買い、インターネットの情報に頼らず、親や上司や教師の言う事を盲目的に信じる事。」と言うやや飛躍した結論に達する。
その結果、現在における悪の世界征服とは半ばボランティア的で、ある種心温まる活動になる。」・・・

まあ、頭は休まった。

岡田斗司夫著・ちくまプリマー新書刊・¥760

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「マイクロソフト戦記〜世界標準の作られ方」

  • 2009/01/26(月) 20:01:12

82年パソコン草創期からMSXの失敗、そしてWindows3.0でMicrosoftがパソコンのデファクトスタンダードを形成するまでの実録を社内の目で綴ったドキュメントである。
毎月月刊ASCIIを隅から隅まで読んでいた時代だ、実に懐かしい。

こないだの「マッキントッシュ物語」と通読すると、この世界でスーパースターになるには高度な技術は要らず強運の持ち主である事の方が大事なようだ。

トム佐藤著・新潮新書・¥720

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五十歩百歩

  • 2009/01/22(木) 21:32:13

今週初めに世論調査の結果として、麻生政権の支持率20%割れを報道していた。危険水域もいいとこである。同じ調査で「日本の首相として誰がふさわしいか?」でも小沢一郎の後塵を拝する有様。
だが、これは相対的な数字でしかない事に注意しなければならない。

確かに、解散総選挙の「顔」として自民党総裁・首相になった麻生太郎、解散の期を失い有効な手立ても打てずにいる割には「のほほん」としている。余程世間の声が届いていないのかそれとも桁外れに腹が太いのか?(まあ前者だろうというのは衆目の一致するところだろうが)国民として忸怩たる思いもある。

だが小泉純一郎以降、ほんとに日本の元首としてふさわしい政治家が居ただろうか?安倍晋三も保守の新しい旗手として期待されながら、閣僚の相次ぐ不祥事に打たれ弱いところを見せてしまったし、福田康夫など最初からやる気さえなかった。そこへ持ってきて今度の口の曲がったオヤジだ・・・

自民党の人材払底ここに極まれり!


これは一朝一夕に解決するような問題ではない。かと言って政権欲しさに呉越同舟、選挙狙いの「おいしい餌」を撒きその後の財政赤字などその時に考える民主党に政権を任せて良いものか?(オレは決して自民党支持者でも財政再建原理主義者でもない。保守だとは思うが)

今の政治家が国家百年の大計なんぞ全く考えていないのだけは、さすがのオレにも(この桜吹雪が)お見通しだぜっ!

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「マッキントッシュ物語〜僕らを変えたコンピュータ」

  • 2009/01/21(水) 18:48:49

タイトル通り、スティーブ・ジョブズ(技術者としては大したことはないがアイデアマンで口が立ち人をそらさない魅力がある)とスティーブ・ウォズニアック(口数の少ない典型的な技術オタク。Woz the Wizard(ウォズの魔法使い)と異名を取るほど)がアップル社を立ち上げMacintoshを発売、悪戦苦闘しながら(初期のMacはGUIを維持するのもおぼつかない程マシンパワーが不足していたらしい。まだMicrosoftがMS-DOSをリリースした頃なので画期的な事ではあるが)Newtonを発売する頃までのドキュメントである。こういう読み物はコンピュータ史に興味のある身としては非常におもしろい。

後発でありながらGUIを横取りされ、圧倒的なシェアを撮られたMicrosoftの軍門に下った後でカリスマ・ジョブズが帰ってきた事実は皮肉。

スティーブン・レヴィ著・武舎広幸訳・翔泳社刊・¥1600

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「プリウス」と「インサイト」

  • 2009/01/17(土) 21:13:29

世界初の量産ハイブリッドカーとしてトヨタ・プリウスが発売されて11年半が、「ウチでも作れるわい」とホンダ・インサイトが無理矢理発売されてから9年半が過ぎた。

プリウスは発売当初「これからはこういうクルマを格好いいと思わなければならないのか?」と徳大寺の爺さんに嘆かせるほどパッケージングに徹底して拘ったデザインだったが、2003年秋、アクの強すぎるデザインと不満のタネだった動力性能とドライバビリティを再考してモデルチェンジ。
その間に無理にでっち上げられたインサイトは、2人乗り荷物もあまり積めない、という問題を抱えたまま人知れずカタログから消え、その座をシビック・ハイブリッドに譲った。

トヨタは研究開発費から見れば大バーゲンとしか言えないような車両価格と電気系永久保証という会社のスケールメリットを活かしきった販売方針で追随他社に圧倒的な差を付け、かつ膨大な量のデータを収集した。

さて、奇しくも今年3代目プリウス(5月)と2代目インサイト(2/5)同時に発売される。(興味のある向きにはパリ・ショーとデトロイト・ショーの記事をされる事をお勧めする)

2台の写真見ての第一印象「似てる。似すぎ。」どちらもウェッジシェイプの5ドアハッチバック。4人乗車とラゲージの余裕を煮詰めて行くとパッケージが似るというのは分からないでもないが、これはホンダがパクったと言われても仕方ないだろう。
今回プリウスは品質感(内装のプラスティックやシート)を上げ、動力性能を「ガソリン2.4リッター相当」にまでスープアップし、セグメントを一つ上げて車両価格が100万アップ。ムーンルーフには太陽電池、駐車中もファンを回して室内の熱気を抜く機能や、遠隔操作でエアコンを操作できるなど(そういうのがお好み?)・・・
一方、インサイトは安っぽいプラスティックを使って「2代目プリウスもどき」に仕立て上げて価格は現行プリウス並。

考えどころだ。急に相棒がハイブリッド車好きになったのでな。

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