「エデン」 近藤史恵

  • 2010/10/19(火) 20:44:01

久しぶりに「読んだなあ」という気になれる本に遭遇。
前作「サクリファイス」も自転車ロードレースモノとしては引っ張り込まれるように読み切った。
待望の続編も一晩で一気読み。

レースの流れに沿って淡々と書かれて行き、
どんでん返しになるプロット×1
惨劇×1
さほどヘビーではない女っ気×1
最期にはやや切なげに終了。

というのが黄金のパターンらしいが、まあ前作から時間も経っていることだし
飽きずに読むことができた。

自転車レースが好きな人にはオススメ。

新潮社・¥1400


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「日本を貶めた10人の売国政治家」小林よしのり編

  • 2009/10/13(火) 21:36:33

最近保守系の読書人に売れているらしい。
実際はどうなのかよく分からないからそう言うしかない。
タイトルも内容も激烈で、昨今の政治に苛立っている人は読んで溜飲を下げてみるのも良い。

幻冬舎新書 ¥760

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「農協」立花隆

  • 2009/10/09(金) 20:09:36

立花隆の名がまだ「ほほう」と言われた時代の著作。
当時から25年が経過し、食管法は廃止され、農業や農協を取り巻く環境もだいぶ大きく変わったが、事の子細を知るためには古い本も読んで置かなくてはなるまい。
当時から人使いが荒かったのか、調査を徹底的にするためか2人のデータマンを雇い、全国津々浦々を取材し成功失敗を問わず農協を取り巻く問題を書き連ねた労作。
残念ながら著者はすぐ他の事に関心を移してしまうタイプなので、その後追いがないのが残念。
朝日文庫 84年1月初版 560

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「パリの味」増井和子

  • 2009/08/06(木) 01:00:52

予約の必要ドレスコードミシュランの星には全く縁が無くても、ラ・トゥール・ダルジャンジョエル・ロビュションの名前ぐらいは聞いた事がある。

実際のところ、7日間10食程を賄ってくれたのは、リヨン駅隣接のホテルから出て通りを渡り
10m先にある(ウチでの通称)「パリいこい食堂」だった。(本当の店名は「ラ・トゥール・ドゥ・リヨン・ブラッセリー」というホテル付属の居酒屋みたいな店だったらしい。今はもうホテル名も変わってしまってるが・・・

居酒屋でも、冬の時期に来てくれる日本人の観光客2人は有り難かったのだろう。
こっちは高い店に代理店経由で予約入れてる団体ではないし、フランス語なんぞ読めないんだから「何でもいいからそんなに高くなくて、腹にたまるもの。」と言う基準でいこい食堂に通ったモンだ。
そんなある日「タルタルステーキ」という馴染みのある言葉がメニューにあったのでそれを頼んでみた。その量たるや優に300gはあろうかという「てんこ盛りの挽肉(生)」さすがに食べきれなくて「下げてくれ」と言うとまだ若いギャルソンは「どうだ日本人か中国人か分かんねえけど、生の牛肉なんか知ったかぶりしてみても食えないだろう!」という顔しやがった。日本人は魚も牛も生で食うと言う事を知らねえな。と言ってやりたかったが、フランス語話せるぐらいならもっとマシなレストランでディナーしてる・・・

それでも冬のパリで特筆する事と言えば、いこい食堂でも生牡蠣が表に並んでて、店頭でじいさんが牡蠣剥きしてた事。オレは自慢じゃないが牡蠣が苦手だ。それは身がでかくてでろんとしてる事と夏の岩牡蠣で2度食あたりしたせいだ。
ノルマンディー産の牡蠣は小振りで丸くて平たい。これが1ダース5分でイケたし、フィンガーボールの水も飲まなかったよ!
これを後半じゃなくてもっと早くに出して欲しかった。

あとウチ通称「ベトナムオヤジの酒屋」では1日おきに酒買ってたし、「おっ、今日はオヤジ居ねえな。さては秘密結社の会合の日だな。」とか妄想爆発状態で冬の宵の口、駅前通を笑いながら歩く日本人2人はかなり怪しかったかもしれん。
パリ最終日には少しだけ冒険して「チャイニーズ・マフィアのレストラン」でエビ食ったが、いこい食堂の方が美味かった気がする。

というような10年以上前の思い出と「次はぜってー食ってやる。」って闘志が沸いてしまった。


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「LP300選」吉田秀和

  • 2009/07/29(水) 19:30:30

「LP」何と懐かしい言葉か。
(耽泥先生の愛蔵盤を処理していたので、他の人よりは馴染みがあるかも知れない)
クラシックの私家版名曲コレクションを作るとしたら、何を選ぶかという想定で書かれた本であるが、単行本の発売が「昭和36年」とある(!)
本書はその文庫版でそれでも昭和59年第6刷という古さ。
300ページ近い文庫本が360円で買えた時代の話だ。

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